卒乳のお悩みエトセトラ☆

こんばんは!

助産院ばーすの助産師・石岡真理子です。


「赤ちゃんの頃は、おっぱいで育てたい!と思って

頑張って飲ませたけれど、

いつまで飲むのかしら?」

と、ぼんやりと思っているお母さんは多いと思います。


卒乳の相談は、助産院ばーすでも、

とても多い相談事のひとつです。



今日は、

ママたちの卒乳に関するお悩みで、

よくある内容をご紹介したいと思います~☆



「1歳過ぎているのに、

まだ夜に2~3回飲んでいて、

寝るときもおっぱいじゃないと寝れないんです」(1歳3ヶ月)

日中のおっぱいが離れてきているのなら、大丈夫ですよ。

ママが夜の授乳のためにとても寝不足~!というのなら何か対策を考えないといけませんが、

ママも寝ながら授乳できて、2~3回の夜間授乳は問題ないですよ。


また、眠りにつくときは安心感の中で眠りたいもの。

そのため、おっぱいは今のお子さんにとっては最高のものなのでしょう。

安心感であるおっぱいを無理にやめさせるのは、

心理的に傷つけてしまうことになるのでお勧めできません。

もう少し、月齢がすぎて、

1歳半~2歳くらいになったら

状況も変わるかもしれません。

ゆっくり、お子さんのペースで卒業できるように見守ってあげられたらいいですね♪


日中保育園に通っているお子さんはとくに、

帰ってきてから日中の分をとりもどそうとたくさん甘えたがります。

日中頑張ってきていることを理解し、甘えたいだけたくさん甘えさせてあげて下さい。

満足したら、やっとママから離れて遊び出すでしょう。





「二人目を考えているので、

そろそろおっぱいをやめたいなと

思っているんですが、

うちの子はまだまだおっぱいが好きなようで…どうしたらやめられるでしょうか?」

(1歳半)

二人目の妊娠を希望するために、断乳を考えておられるようですね。

これも慎重にいきましょう。

次に来る赤ちゃんのために無理矢理おっぱいをやめさせてしまうと、

赤ちゃん返りが早く出たり、産後の赤ちゃん返りもひどくなったり、

親子ともに大変な状況が長く続いてしまう場合があります。

親が「おっぱいをはなそう」とすればするほど、

子供はおっぱいに執着していきます(汗)

成長とともに自信がついてくれば、自然とおっぱいは必要なくなり、

離れていきます。

まずは、たくさんほめて、日々の生活の中で自信をつけさせてあげることが先決です。

同時に、愛情をたっぷりと伝えてください。

ぎゅ~っとハグしたり、なでなでしたりのスキンシップに、

「だ~いすきだよ~」「かわいいね~」「ありがとうね~」「できたね~」「やったね~」

など『あったか言葉』をたくさんかけてあげてください。

1歳半前後は、自己主張も出てきて、何でもやりたがったり、

「いや!」ということも出てきたり、ママは子育てが難しいと感じ始める時期。

ママも「だめよ」とか「それしないよ」とか

否定語を使うことが増えてしまう時期です。

ところが、子供は否定語ばかり浴びていると、ストレスがたまりますし、

いつも否定されるので「愛されている」という実感がもちにくくなります。

「これならやっていいよ」とか、「こうしようね」とか

肯定語で伝えるようにしていきましょう。


そのようにして、愛情を感じながら自信をつけていった結果

「おっぱいがいらなくなっていた」

というのが一番理想的ですね(^^)


いろんな状況があるので、みんながみんな、

なかなかそのようにはいかないとは思いますが・・・(;^ω^)

なるべく早く卒業へ導くためには、

「語りかけ卒乳」

という方法がオススメです。


(長くなるので、後で詳しく書きますね!)




うちの3番目さんのリクくん(1才11ヶ月)は

近頃どうかといいますと…

まだまだおっぱい大好き!!です。

日中は保育園なので全然なくて平気ですが、

返ってくるとまず甘えたいのでひとしきり「おっぱい~☆」とくっついて甘えます。

(最近はだいぶ減ってきて、帰ってきてもおっぱい忘れてる時もありますよ^^)

1歳半前なんかは、帰宅後のおっぱいタイムがほんとに長くて、

30分~1時間くらい甘えてからじゃないと夕ご飯を作らせてもらえませんでした(泣)

当然、夕飯は遅くなるのですが、

私にとってもその時間はゆっくりと甘えさせてあげられる息抜きタイムになっていて、

今思えば幸せな時間でした(^^)


今は妊娠していますが、

とくにおなかが痛くなることがないので

吸わせてあげられていますが、

実は妊娠してから、吸われると乳首がものすごく痛くなって、

一度やめさせようと思い、

「おっぱいバイバイしようね」と言い聞かせたことがあったんですね。

突然言ったので、混乱しちゃったらしく、

何日か、寝るときにおっぱいを吸わないで「おんぶおんぶ!」と泣いたりして、

23時くらいまで寝れない日が続きました。


でも結局、最後は吸って寝るという…(T0T)



「リクなりに、おっぱい吸わないように頑張ってくれているんだ~」

と感動した私は、

「乳首痛いけど、もう少し待とう!」と決めました(*´ω`*)


つわりもあったし、23時までおんぶしたり、何度も冷蔵庫まで抱っこさせられるのも

つらくて・・・

おっぱい吸って寝てくれてたほうが、何倍も楽!!だしね。


ということで、

今は

「2歳になったらバイバイしようね♪」

と言い聞かせています。


本人は本気かどうか知りませんが

「うん♪」

と笑顔でお返事してくれています。

さて、どうなるでしょうかね・・・笑

温かく見守りたいと思います(о´∀`о)






まとめると、

1歳過ぎても、おっぱいが大好き~!!!

って子供はたくさんおります。


同じくらいの年のお友達が、

「おっぱいやめたよ」とか

聞いちゃうと、

どうしてもママは焦ってしまうんですよね(^^)


でも、大切なのは、
まわりと比べないことです。

例えば、
ハイハイとか、タッチ(一人歩き)が遅いからといって、
むりやりハイハイさせたり、タッチさせてもできないですよね?

促すことをいろいろやってあげつつ、
育ちを見守りますよね?

おっぱい離れも、それと同じ。

それぞれの育ちの中のことなのです。

ひとりひとりちがって当たり前。



我が子の育ちを急かさずに
ゆっくりと見守れる親でありたいですね。
(育ちを促す工夫は色々とやりつつね)

私も課題です。。(〃_ _)σ∥


「おっぱいを卒業する」って
おっぱい大好きな子どもにとっては、
とっても大きな出来事で、
大事な成長の場面でもあります。

大好きなおっぱいが、
親子ともに、いい思い出になりますように❤️


いつも見守っていますよ❤️


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