子育てのゴールってなに?

こんにちは!助産院ばーす、助産師の石岡です(^^)


今日の秋田市はとってもいいお天気ですね!

保育園や幼稚園では卒園式シーズン。

うちの子が通っている園も、本日卒園式があるようで、

朝送っていったときに、華やかな親御さんたちにたくさん会いました。

みんな今日のお天気のように、晴れ晴れしたいいお顔でした!

子どもが節目を迎えるって、本当にすがすがしい気分ですよね~!

卒園・卒業の皆様、本当におめでとうございます☆


さて、このブログを見てくれている方は、子育て中の方がほとんどだと思います。


私は、両親学級などで、たまに、

「何のために、子育てするんでしょう?」

「子育てのゴールってなんですか?」

と聞くことがあります。


この質問に、すぐにこたえられる親御さんはほとんどいません。


さて、あなたは考えたことがあるでしょうか?


「子育てのゴール」


つまり子育てが終わる時です。


それは、子どもが自立した時ではないでしょうか。



子育てのゴールは子どもの自立


では、「自立  」ってどんな状態なんでしょうか?

辞書的に言うと、

「他への従属から離れて、独り立ちすること。独立。他からの支配や助力を受けずに存在すること。 <対義語>;依存(他に頼って存在すること。)」

だそうです。


そうですよね。

私たちは、子どもが大人になって自立して生活していけるように、

いま子育てをしているんです。


では、そのためにはどうしたらいいのでしょうか?


早く自立できるように、早く親から引き離すのがいいのでしょうか?

・・・・・

答えは「NO」です。


赤ちゃん時代はいっぱいいっぱい抱っこして、

「甘えの欲求」を満たしてあげることが大事です。

赤ちゃんの要求に答えてあげることで、

心の根っこの部分である「安心感」が育ちます。

自己肯定感の始まりですね。


産まれたばかりの赤ちゃんは、泣いたらおしめを変えてもらって、

しっかり抱っこされて、おっぱいをもらって、安心感で包まれて眠りにつきます。

また、「バーストラウマ」という産まれた時の恐怖体験をいやしてくれるのも、

お母さんの抱っこであり、おっぱいです。

なるべくなら、恐怖体験をさせることなく産んであげたいですが、

せまい産道を押しつぶされながら通ってくるのは、小さな赤ちゃんにとっては、

やはり大変なことだったんです。

「吸引分娩」や「鉗子分娩」や「帝王切開」で生まれた赤ちゃんは、さらに怖い思いをしてきたことでしょう。

ですから、生まれてきたら、お母さんがしっかりと抱っこして、

「頑張ったね。もう大丈夫よ」

「よく生まれてきてくれたね」

「ありがとう」

って、何度も何度も癒してあげることが必要です。


よく泣く赤ちゃんは、このようなお産体験がトラウマになっているケースもあります。

これをお母さんが癒してあげられたらいいですよね。


ちょっと話がそれましたが、

赤ちゃん時代はいっぱいいっぱい抱っこして、

「甘えの欲求」を満たしてあげることが大事です。


「抱き癖がつくから抱かないように」なんて言うのは、

戦後、欧米式の育児法が入ってきたときの間違った指導でした。

まだ祖父母世代は「抱き癖」のことを言う方がおられますが、

「今はいいのよ~」っていって、

赤ちゃんが要求しているのであれば、たくさん抱っこしてあげましょうね。


そんな風に、

小さい時に充分に甘えが満たされた人は、

きちんと大人の階段を登っていくことができます。


その甘えを自然に満たしてくれるのが、おっぱいなんですよね~。

「しっかり抱いて、優しく語りかけ、そしておっぱい」

が赤ちゃん育ての3原則です♪♪










助産院ばーす

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