出産を知る
私は産後ママのケアをさせていただくとき、バースレビューといって、
どんな出産だったかを語ってもらい、出産の振り返りをします。
その方がどんな出産体験をしたか、
出産をどう捉えているのか、
ということを知ることは、産後のママをケアをするうえでもとても大切なことだと思っています。
たくさんの方からお産の話を聞くなかで、
お産のときに、誰にも寄り添ってもらえず、孤独に1人きりで痛みに耐えている産婦さんがまだまだたくさんいるということを感じています。
そんな辛い体験をしたら
「もう出産はしたくない!」という思いになるのは当たり前。
安全で幸せな出産をお手伝いする助産師の立場としては、
そんな辛いお産になってしまったということは、とても悲しいし、残念でなりません。
助産師の力が発揮されなかったこと、それは、現場の人の気持ちや意識の問題ではなく、
人手不足の現場の体制からくる問題だと思います。
社会では「切れ目のない子育て支援」といいつつも、出産だけが、支援体制からぽっかり抜けているのです。
助産院ばーすは、お産を取り扱っていません。
それなのに、お産のことには人一倍こだわりがあります。
全てのお母さんが、赤ちゃんが生まれたときに心から幸せを感じることができる出産体験をしてほしい。
辛い体験になんて、なってほしくないのです。
医療体制の問題もありますが、
それも含めて、知っておく必要があります。
学ぶ必要があります。
他人任せにしていては、
満足のいく幸せな出産にはなかなかなりえません。
幸せな出産体験をするには、
”努力“が必要だと私は考えています。
苦しい努力ではありません。
気持ちいい努力です(o^^o)
他の誰のお産でもありません。
あなた自身のお産です。
産むのは、あなた自身なのです。
妊娠期間の10ヶ月を無駄にせず、
有効に使いましょう!
学びましょう!
お産を知りましょう!
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